ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

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 本日の日直ということで、昴くんは放課後も担任の先生から大量の仕事を押し付けられていた。

 終わるまで待とうかと提案したけれど、本人に『たぶんかなり遅くなるだろうから先に帰ってろ』と断られてしまった。

 そのせいか、今日はRegulusが第三音楽室に集まる予定もなし。

 しかも、最近は私の両親も仕事で忙しく、夜遅くまで帰ってこない。

 あーあ。せっかくの金曜日の放課後なのに、外でも家でも一人ぼっちでだなんて……。

とりあえず、駅近のショッピングモールの中をブラブラしようかな。なんて考えながら歩いていると。

「茉紘」

 角を曲がったところで、聞き慣れた声に名前を呼ばれた。

声の主は、顔を見なくても誰だかわかる。