ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

 羞恥心に苛まれてうつむいていると、私の視界に見覚えのある靴が映り込む。

 顔を上げると、昴くんが心配そうに私を見つめていた。

「どうした? 突然あんな大声出して」

「わかんない……」

焼けるようにひりつく喉から、やっとのことで声を絞りだし、私は首を横に振った。

どうしてさっきの私は、あんなにヒステリックに叫んでしまったんだろう?

それに、さっきから昴くんに見つめられると、胸の奥がドキドキして、顔を上げることができない。

なんだかまるで、好きな人を目の前にした少女漫画のヒロインみたいだ。