ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

「大変そう! あたし手伝うよ!」

「あたしが半分……ううん、半分以上持ってあげる!」

 前方からキャピキャピした声が聞こえてきた。

 今の声、他クラスの女子かな?

 朝早くからよくあんなに元気な声が出せるな……。と思いながら顔を上げると、そこにいたのは――。

「すっ……、昴くん⁉」