そして、やる気の出た先崎くんの活躍もあり、リーグを抜けトーナメント戦に進んだ男子サッカーは、惜しくも決勝で3年生のクラスに負けてしまった──
「あーあ、あと少しだったのに、サッカー経験者がいたなんて……しかもゴールキーパー!僕の情報不足だったな。やられた」
床に手をついてがっかりする藤田くんに、すかさずかんちゃんが駆け寄っていく。
「そんな落ち込まないでよ藤田せん──」
「でもまだ来年あるし!気にしない!」
「そうだ来年あるよ!」
この切り替えの早さ、2人とも凄いな。
それに藤田くん、もう"せんせ"呼びになれてる。
「はぁ……しんど。久々にあんな走ったし。やっぱり来年はバスケにしようかな」
消耗した先崎くんの呟きを耳にし、その後球技大会の表彰式をして、男子の活躍のおかげで総合3位という結果で終えた──



