「子供って良くも悪くも純粋だから、変に信じられちゃって……怖がられたりしたの。それで黒魔女や闇子と呼ばれるうちに、若干性格まで暗くなった。私、髪黒いし……」
ああ、こうして話してみるとこのあだ名が変に合ってるとも感じてしまう……クラスでも、隅にいたいし目立ちたくないから。
「ある意味、名が体を表すってまさにこのことだ──」
自虐的に笑ってみせれば、先崎くんは私の手を掴み制した。きっとあまりにも分かりやすい作り笑顔だったのかもしれない。
「わかった」
「……だからね、先崎くんが感じてた顔が強ばってるっていうの、当たってる。私、自分の名前……好きじゃないから。またあだ名で呼ばれたりしたら怖いし……」
私の話の方が空気重くしてるかも。
「……ごめん、暗くなっちゃったね。せっかくお家上げてもらったのに」
「いや、俺──」



