「とりあえず様子見てたけど、本当っぽいから、つるむようになったって感じ。でもフジには俺の口から何も教えてないけどね」
「え?そうなの?てっきり私は、藤田くんには伝えてあるのかと……」
意外だ……藤田くんの透視的な能力は何度か経験させてもらったから納得いくけど。
「いや、アイツは多分言わなくても全部知ってる。たまに、心読まれてる?的なことあるじゃん?」
「あるある!鋭いというか……思考を読まれてるって感じ!」
前のめりになる私に先崎くんは『本当それ』とクスリと笑う。
1年分、多く藤田くんに色々と読まれてきたんだろうな……先崎くんは。私もこのままいけば、読まれ続けるんだろうし。
「何モンだよお前はって感じのときね。鋭いってだけじゃ言い表せない変な奴だけど、俺が信用してんの。アイツだけ」
「2人、仲良しだもんねっ」
「まぁ……って思ってたんだけど、もう1人。黒羽さんのことも俺は信用してるよ」
「え?」
藤田くんに対しての信頼は分かる。
でも、私はクラスが変わってからの付き合いなのに──



