再現度がすごい。
レザー生地で作られたクマに、柄の生地で忍者風の被り物をつけていて。
手には、イラスト通りのマフィン。
──すごい……このクオリティ。
「……そ、そんなまじまじと見られると恥ずかしいんだけど……」
「私これ買う」
「え?……ほんとに?」
「本当に。だって可愛いんだもの」
私の買う宣言に、先崎くんは目を丸くする。
イラストも取ってあるし、後で見比べっこしようっと。
他に先崎くんが作ったもの、あるのかな?
「あらっ」
キョロキョロとする私に、可愛らしい格好をした人が笑いかけてきた。
長めの明るい栗色のウェーブヘアにカチューシャ……長身でまるでモデルみたい。
「ゆっくり見ていってね!」
「あ、はいっ。ありがとうございます」
美人さんだ……。
微笑まれ頭をさげると、綺麗な人は私の後ろの先崎くんを見つける。
「優麗、来てたの?」
え、先崎くんの知り合い……?



