この前交換したマフィンや、藤田くんの話をしながら歩けば、
平屋に英語の繋ぎ文字で
【SENZAKI ♡】と書かれた看板が見えてきた。
「こっちが俺の家で、隣にあるのが店ね」
小さな平屋の隣に一軒家。
……先崎くんは一軒家住まいなんだ。
「お家の隣にお店って凄いね」
「そう?ちょっと看板のハートがはずいけど」
「可愛いよ?中はどんなお店?」
「……あ、言ってなかったね。主にアクセサリーだけどキーホルダーとかもあるよ。ま……とりあえず入ろっか」
木製の味のある扉を開けば、レンガ風の壁紙の店内に数人のお客がいて。
木製のテーブルが幾つもあり、そこには
アクセサリーやキーホルダーが沢山並んでいた。
「凄い……これ全部手作りなんだ」
「趣味が形になってるからね、一応だけど」
「……あれ?このキーホルダーってもしや?」
見覚えのあるキャラクターのキーホルダーがアクセサリーの中に紛れて飾ってあるのを見つけ、手に取る。
「これ、先崎くんのイラストの忍者のクマだよね。マフィンの時の」
「……まぁ」
「わぁ……絵のまんま。可愛いっ」



