「さてさてさーて~」
「「!?!?」」
がらりと雰囲気を変えたオレに、二人は心底驚いていた。
「そうですかー。本当に動けるのがオレしかいないとなるとー。はあー。困ったなー」
「え。……え?」
「残念なことに、オレはハナのためならたとえ有名な会社の子息で理事長をしていようが、公安だろうが容赦はしません」
「え。え……?」
「流石にー、オレの手持ちには今、あの二人とこのスマホしかないんでねー。もうちょっと欲しいですよねー」
「日向くん?」
「九条くん?」
「使えるものは、とことん使います。あいつが助かるならなんだって」
オレは、にやりと笑いながら。
「お二人にも、オレの駒になってもらいますよ?」
新しい駒を手に入れた。



