すべてはあの花のために⑤


「明日は時間とかは? 夜は秋蘭の家のパーティーに行くんでしょ?」

「はい。なので朝は早いですけど、少しでも長くいたいからって言われたので始発で」

「まあそうなるよね~(誰その人。あっちゃんにめっちゃ好意寄せてんだけど)」

「アキラくんのパーティーには、わたしは直接そちらへ行かせていただきます」

「え。……葵。ドレスで夢の国に行くのか?」

「そんなわけないでしょう。アキラくんの家の更衣室があれば、そちらで着替えさせてください」

「ああ、そういうことか。うん。それは大丈夫だ」

「ありがとうございます。20時頃にそちらへ向かわせていただきます」

「わかった。楓に言っておくから、来たら部屋まで連れて行ってもらってくれ」

「ありがとうございます」


 まるで業務連絡のような話を終えたあと、どうやら迎えが来たよう。


「それではみなさん。お話はできませんが、もし会えたら24日のパーティーで」


 そうして葵は、裏門へと駆けていった。



 残ったみんなはというと……?


「は~いみなさん。お聞きになりまして?」


 キサの言葉にみんなが口角を上げて笑う。その様子にキサも同じように笑った。


「明日が楽しみだね~。あっちゃんっ」