すべてはあの花のために⑤


「――大変長らくお待たせ致しました。只今より、クリスマスパーティーの開演です!」


 司会のカナデの声とともに、歓声そしてファンファーレが響き渡る。


「本日は終業式にもかかわらず、こうして全校生徒参加していただき、誠にありがとうございます!」


 参加しているみんなは知らなかったのか、カナデの言葉を聞いて驚いていた。


「また、先生方も皆様参加していただきありがとうございます」


 そして生徒会一同、先生方へ頭を下げる。


「本日は22時を終了予定としておりますが、0時まではご自由にお過ごしくださいませ」


「それでは!」と、カナデが一度生徒会メンバーに目線を合わせる。ツリーがライトアップされた。


「皆様気になってしょうがないでしょう! 理事長のプレゼントは一体どのクラスが引き当ててしまうのか! 各クラス代表の方、思い切りくす玉の紐をお引きください!」


 その合図でみんなが一斉に引き、音楽が鳴り響く。
 ここでの個数合わせは難しかったので、一番人数が多いクラスのに合わせた。くす玉から落ちてくるプレゼントで頭が攻撃されている人もいたけど、それなりに楽しそう。


「そちらは我々、生徒会メンバーから参加してくださった生徒の皆様へのクリスマスプレゼントです! 俺からの愛だよー! 大事にしてね~!」


 ぎゃあああー! という歓声が上がったが、隣のアキラにこつんとカナデは殴られていた。


「そ、それではしばらくはプレゼントをご覧になったり、料理をお召し上がりくださいませ。20時より、クリスマスケーキの方をお一人ずつお渡し致します。そちらにもちょっとしたものを準備しておりますので、楽しみにしていてください」


「では。また後程」と、生徒会メンバーは壇上を降り、控え室へと向かった。館内に流れる、優雅なBGMを聞きながら。


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