転生したら不良と恋する恋愛小説の悪女でした。



自分の耳が信じられなかったのは、生まれてこの方はじめてだ。




こいつ今なんとおっしゃりました?




嘘っぱちな涙もさすがにひゅんと引っ込んだ。

それはもう秒速で。






『え…』



小さくこぼしたはずの私の間抜けな声が、静まり返った中庭にやけに響いた気がした。

いや、気がしただけで実際は響いたりなんかしていないんだけど。





そんなことより!!



こ、こいつ!!



泣いてる女の子に何て言った!?!



はい!ここでリプレイはいります!!!




——あんたさ、

情緒不安定なわけ?——




はーーーーい!!!

皆さん確認は出来ましたね?!




この無神経極まりない乙女心を踏みにじる失礼男の言葉!