転生したら不良と恋する恋愛小説の悪女でした。



……いや、まぁ、冗談ですよ?

あまりにも企んでるやら何やら噂されたり直接言われたりしてちょっとムカついただけだから。






幸いにも、今のやりとりを見ているものは誰もいなかった。

…いや、多分それをわかっててやつは話しかけてきたんだろうけど。




私のこと、疑ってるんだろうなぁ。

目をつけられないよう頑張っていたのに、それが裏目に出てしまったみたい。

うーん。あまりに急すぎたんだなぁ、きっと。




もー!!来るもの拒んで去るもの追うなよ!



ああ、愚痴が止まらない。





…どうせ何しても疑われるなら、あっちが飽きるまで疑わせてやろうか。

どれだけ疑ったところで本当の本当に私は何もないんだけど。



何でもいいからさ、勝手にやっててよ。




私も勝手に平和に過ごすから。