転生したら不良と恋する恋愛小説の悪女でした。

なんだよーもー。



子猫のあまりの変わり身の速さに、不満を隠すことなく唇を尖らせながら教室までとぼとぼ歩く。



完璧に都合のいい女みたいじゃん私…。




『はぁ…』




まぁ、癒されたのでよしとしましょう。







ガヤガヤと騒がしい教室へ戻ると、窓際の自分の席に座った。


私が教室に入った瞬間何人かに観察されるような視線を向けられたけど、特に反応を返さずにいれば飽きたのか…また談笑に戻ったりスマホをいじったり、各々好きなことを再開する。




あー、鬱陶しい。

そんなに見たって何もないから!



私が鳳凰の周りを彷徨かなくなったのが不思議で仕方がないのだろう。



少し動いただけで注目を浴びるようになった。

まぁ覚悟してたわよ。それにこれも長くは続かないんだろうけど。




特に鳳凰のメンバーは元々私に対して苦手意識を持っていたみたいだし、急に変わった私が何かを企んでるんじゃないか…なんて思っているにちがいない。



…なーんも企んでなくてごめんなさいね。