そのあとアキラは、自分の頭を抱えながらつらそうに部屋の隅で蹲っていた。彼のそばにはアカネとツバサが付いていることになり、みんなは取り敢えず午前中の授業は休みを取ることに。
「取り敢えずお嬢ちゃんは、執事が迎えにきてたから家には無事に帰ったはずだ」
〈うん。あーちゃん昨日
迎え呼んでた。7時に来てって〉
「え? 迎え? 呼んだのかあいつ」
いくら自分たちが送り迎えしてくれと言っても聞かなかったのに……と、チカゼは驚きを隠せない。
「……日向」
「うん」
キサに説明を求められたヒナタは、みんなから少し離れた壁際で、キサが眠っている間に起こった出来事を話していた。



