――――真夜中。 真っ暗の部屋の中、窓から入るぼやけた月の光だけが、そこを照らす。 ペラ……。ペラ……。 『………………っ』 読んでいる黒い影は、何だから苛ついているようで。 読んでいたものを投げ捨て、ふて腐れたように眠りについた。 その瞳(、)を、真(、)っ(、)赤(、)に染めて――……。