――再び浴場。
今は生徒会メンバー男性陣が入浴中。
「圭撫ズルい」
みんなで湯に浸かっていたら、いきなりアキラがそう零す。
「え? 何が?」
「葵に告った」
「いやいや、アンタも言ったんでしょ?」
「伝わってないみたい……」
アキラは口まで湯に浸けて、ぶくぶく……としている。
「それはアキの言い方が悪いんでしょー? 俺みたいにはっきり言わないと、アオイちゃんには伝わんないよー?」
そう言っているカナデは、どこか寂しげだった。
そんなカナデの考えてることがわかったのか、アカネが話を逸らす。
「ていうかさ、つばさクンその顔で体はほんとに立派だから、すごい違和感!」
「(こくり)」
「おう。オレも思った」
「オカマと入るとか。折角の露天風呂なのに」
「翼、なんで一緒に入った」
「ツバサは組の奴からお誘い受けてて大変そうだったねー」
「知らぬが仏だな」
「(こくこく!)」
「お前らここに沈めてやろうか? ああん?」
そんな会話をしていると、ドタバタと更衣室から音が聞こえ、なんだなんだと思っているといきなり戸が開いた。



