「……え。おっきい……」
ど、どうしよう! どうやら落ち込んでしまったようだ!
「キサちゃん。だ、大丈夫だ。わたしはあなたの急成長があまりにもすごすぎて、追い抜かれそうで怖いっす」
「いやいやこれは、追いつかないと思います……」
落ち込んだと思っていた彼女は、今度はバシャバシャと暴れだした。
「あっちゃん分けてよー‼︎」
「だ、大丈夫だ。キサちゃんは大事にしてもらってる。その胸が証拠じゃないか、うん」
「で、でもさ? 大っきくないと嫌じゃない……のかな」
「今、そうしようと奮闘中なのでは? 彼が」
「だよね。やっぱり大っきい方がいいよね……」
落ち込むキサに、葵は何とか元気づけようと。
「大丈夫だ! キサちゃんを愛しちゃってるから、今まで離さなかったんだし、そこまで大きくなっちゃったんだぞ? 自信持って! ある人が言ってたぞ! 重要なのは大きさじゃないんだ! カンド――」
「ぬああに言ってるんだあああ‼︎」
真夜中の露天風呂には、キサの大声が響き渡ったとさ。



