「……胸、大きくなったよね」
「――⁉︎」
キサは真っ赤になったあと、湯船に頭まで浸かって姿を消そうとしたが……。
「ちょっと待てえーい!」
逃がすまいと、葵に肩を掴まれ引き上げられる。
「っ、ぷはっ! なっ、何言い出すんだ!」
「ほう。その顔が答えですな?」
そう言って葵は、後ろからキサを抱き締める。
「ぎゃあー! あっちゃん変態!」
「もうそうだから否定はしないことにしたー。……それにしても。なんだろなこの急成長」
葵がぼそっとそう言うと、キサは逆上せてしまいそうなぐらい真っ赤になった。
「ねえ。そういう彼が頑張ってるところを、何で作品に載せてあげないかな」
「のお⁉︎ 載せんでいい‼︎」
そう言うキサに、葵はにや~っと笑う。
「へえ~。なるほどなるほど。そういうことをいっぱいしてるんですか~。そうですかあ~」
「⁉︎ も、もうっ! あっちゃんいやだあー……‼︎」
キサは暴れて、今度は葵のものを確かめる。



