「わたしは正しいことしか言っていませんので、訂正は絶対に致しません。……まずは、あなたとマサキさん以外のあなたそっくりなバカ男たちを、ぶっ倒させていただきます」
マサキは大爆笑。他の奴らは一瞬目が点になったが、怒り狂って葵に飛びかかろうと腰を上げる。
でも、それを親父が片手一本で止めた。
「それで? もう一つは何? クソ女」
おっと。相当お怒りのようですな。
でも、葵は親父のその言葉を待っていたかのようににやりと笑う。
「もう一つ。ここにカナデくんが来たら、わたしの用件を呑みなさい。バカ親父」
葵がそう言うと、マサキ以外の男共が一斉に笑い出す。
「バカや! この尼バカや!」
「あいつが帰ってくるわけないやん!」
「今まで一回も帰ってきたことないのになあ!」
しかし、馬鹿にされている葵はというと、そのにやり顔を止めない。その顔を見て、彼は鋭い目つきになったが、すぐに鼻で笑った。
「はっ。それは確かに絶対にないことだ。それで? その用件は何か、聞くだけ聞いてやるよ」
「聞くのではなく『呑め』とわたしは言ったんです。わたしがここの男たち全員をぶっ飛ばすことができ、尚且つ彼がここへやってきたら……」
その場の全員が息を呑む。葵が言う用件とは……。



