『――おめでとうございます! 最後の100番目のあなたに送る賞品は……なんと! 理事長にいつでも会える券デース!』
会場中から大爆笑が起こる。「そんなのいらねー!」という声が上がっていた。もらった人も、顔が引き攣らせながら、「こんなのいつ使うんだよ。罰ゲームじゃん」とまで。でもきっとそうなるだろう。今のところ、マ○カに引き込まれる確率100%だから。
葵たちが戻ってくると、司会のキサが頷いた。
『それでは、以上で生徒会主催ビンゴ大会を終了させていただきます』
生徒会としては最後の出し物になるので、キサの声に合わせてメンバー全員で一礼した。会場全体も大きな拍手をしてくれた。
『それでは皆様、大変長らくお待たせ致しました。文化祭の優勝クラスの発表、並びに表彰式に移りたいと思います』
現時点で、会場内はクラスで固まってもらっており、優勝クラスは照明で明るく照らされることになっている。
会場全体が暗くなり、ステージのみまた柔らかい光で包まれる。キサにスポットライトが当たった。
『桜ヶ丘高校文化祭。優勝クラスは――――……ミス・ミスターコンテストを主催した、3年Sクラスです! おめでとうございます!』
キサがそう言うと、3-Sのクラスだろう。そこだけ明るく照らされた。
『表彰式に移りますので、代表者の方はステージにお越しください』
そう言うと、コンテストで司会進行・実況解説全てを熟していた人がステージへ。
ステージ裏から表彰台を持ってきて準備する。彼とアキラが台に上がり、賞状と優勝トロフィーが贈られる。
『優勝したクラスには、理事長より卒業後の【援助強化承認の書状】並びに【一週間クラスのみんなで打ち上げに旅行にでも行っちゃいなよ券】が贈られます。そちらに参加すれば、授業に出たこととすると認められた書状も届いております』
アキラがそう言うと、喜びの声が上がった。
頑張った甲斐があったね。よかったよかった。
『それではここで、優勝クラスの代表者に一言お願いしたいと思います』
キサはそう言って、彼にマイクを渡す。緊張した面持ちで、彼は大きく息を吸った。



