すべてはあの花のために②


「……~~っ、ああーもお~~っ!!」


 持ってたクッションに、思い切り顔を埋めた。


「かなチャンが壊れちゃった……」

「離れたら離れただけ好きになってくって、どういうことっ!?」

「しょうがないって。それが本音。でしょ?」


 クスクスと笑うアカネの声が聞こえる。
 ぎゅーっとクッションを抱き締めて、本音をこぼした。


「抱き締めたい……」

「うんっ。させないけど?」

「いっぱい触りたい……」

「うんっ。阻止するけど?」

「またちゅーもしたいー……」

「うん? もうぶっ飛ばしていいかなあ?」

「……っ。あいたいよぉ……」

「……うん。そのうち向こうが来てくれるよ?」


 ぎゅーっとクッションを抱き締めて、顔を沈める。恥ずかしくて、耳が熱い。


「……俺、言い方キツかったよね」

「それもちゃんとわかってるよ」

「そうだと、いいな」