「……じゃあ、あの屍はあの子一人でやったってこと?」
「ああ。オレは、結局一人も倒せなかった。」
あの惨劇を見た三人は驚いている。
流石に、全員を葵がやったとは信じがたいぐらいの大男たちだったのだ。
「オレが話せるのはここまで」
チカゼが苦笑いでそう言うと、アキラが「まだある」と言ってきた。
「え? アキ、オレはほんとにもう――」
「いい雰囲気って何だ」
「!?」
「あ。それオレも気になった」
「アタシも。どういうことか説明しなさいよ」
「ちょっとちかクンどういうことお!」
「(こくこく!)」
「離せって! ……ッおいカナ! オレを助けろ!」
「……へ?」
チカゼがみんなに襲われてる中、カナデは何やら考え事をしているようだった。
「……圭撫? どうした」
「え? あ。いや、……何でもない」
そうは言うがカナデは何かを考え込んでいるようだった。
「……あ。そういえばカナ、アキの兄ちゃん覚えてるか?」
「へ? アキのお兄さんって、一回だけ会ったきり……」
「それがな! さっき会ったんだよ! あいつん家で執事してたんだよ!」
チカゼがそう言うと、ヒナタが「そういえば」と言い出し。
「さあお待たせしました。次はアキくんの番ですよ」
「徹夜……」
「さっさと話なさい。茜も桜李も圭撫も、知りたいわよね?」
「知りたい!」」
「(こくこく!)」
みんなの勢いに、アキラは大きなため息をついて、シントが行方不明になった経緯を話し出した。



