その後、X人Y脚をクラス対抗で順番に行ってタイムを競った。
Aクラス途中で脚が合わなくなったり、Bクラスはゴール直前で転けてしまったが、Sクラスは転けることなくスムーズにゴール。タイムももちろん1番。ここで一気に他クラスとの点数差を引き離すことができた。
案の定戻ると、まだ気迫たっぷりの目で見られてしまうが、次は全学年男子200m走。しかも1年から順番で入るので、また三人は理由を聞けないまま入場門へと向かっていった。
ほっと一息つこうと思ったけど、「さっきのつ・づ・き」とカナデに言われてまた三人に競技が始まるまで尋問された。「いや、カナデくんはわかれよ」とも思ったが、今の彼には無駄だったらしい。
そして、全学年男子による競技が行われた。生徒会のみんなは怖かった。途轍もなく。
1年三人は何かを狩りに行くんじゃないかと思うほどの勢いで、あっという間に1番の旗を奪いにいったが、やっぱり怒っているようで。ゴールした後はずっと、葵のことをじっと睨んでいた。
アキラとツバサに関しては、1年組ほどではないがやっぱり葵を見てきた。もちろん1番の旗付きで。カナデはというと、走ってる最中に可愛い子がいたら、「今夜どう~?」とか「可愛いね~」とか言っており、もちろん最下位。アカネはというと、満面の笑みでこちらに手を振っていた。
『ああ、癒やされるなあ』と思いながら手を振り返すと、ゴールした奴らから凄まじいほど圧力が。それにビビっている葵を横目に、「ありゃりゃ~」と言いながら、彼も余裕の1番でゴールしていた。
でも、このあとは逃げられない。だってこのあとは、……――そう。
お昼休みだから。



