「スローガンは二人に任せきりになるけど、よろしく頼む。明日にでもイメージを委員長たちに報告してくれ」
「「りょーかいっ」」
「じゃあ次に――」
「ごめんアキくん、ちょっといい?」
次の議題へ行く前に、ヒナタが「実は、ちょっと気になることがあって」と手を挙げる。
「もしかしたらこの体育祭、何かあるのかもしれないんだ」
ヒナタは、この間気になった視線について話すことに。
「実際のところ誰だったのかはわからないんだけど、もしかしたら西が絡んでるのかなって」
「西か……」
ヒナタからの報告に、アキラは思考に耽る。
「確かに体育祭は、保護者に混じって一般人も出入り自由になる。もし桜自体に危害を加えたいなら絶好の機会よね」
「それでもさ、今まで桜に直接危害はなかっただろ? 今までそんなことなかったのに……」
「でも『桜のあっちゃん』が桜李を助けた時は、確かに『桜の坊ちゃん』って言ってたよ」
「桜自体にはないかもしれないけど、その中の誰かには危害が及ぶかもしれない。そーいうこと?」
「それに、おれらは生徒会の仕事が忙しくて、警備に割くほど余裕はないしい……」
「つまり、乗り込むなら体育祭というわけか」
「いや、それだけじゃないと思う」



