「イメージどうするんすか」
「えっ? そ、そうだな……ど、どうがいいかな?」
「いやオレに聞かれても困るんすけど」
「そっ、そうだよね! ははっ。俺らも、お任せで……」
女子には人気があったのに、何故か男子にはビビられているチカゼが、仕事をしないカナデに変わりAクラスの意見をまとめていた。
「Sクラスはどうしますかあ?」
「(こくこく)」
「わっ、わたしたちは『飛翔』にしたいと思います」
「おおー!」
「(こくり)」
「あらいいじゃない。アタシもそういうの結構好きよ」
「九条くん?! ……あ、ありがとう……」
何とか全部決まったみたいだけど……やっぱり人気者なんですねあなたたち。つい忘れそうになるけど。
「出来上がりは当日のお楽しみだから~」
「楽しみにしててねえー」
カナデとアカネがそう付け加えて会議は終了。各クラスの委員長たちは、会議室から退出していった。
「さーてと。今年はどうするのかしらねー」
「ん? キサちゃん何が?」
「そうか、葵は知らないんだったよな」
「アンタ絶対驚くわよ?」
「オレでも最初見た時は、自分の目を疑った」
「右に同じ」
「♪~♪」
生徒会室に戻ってくると、みんなが不思議な会話をし始める。
「あっちゃんは、去年の見てどうだった?」
「すごく立派で、圧倒されたよ。それを支えるような絵も、ちゃんとその文字に負けないくらい綺麗で素敵だった」
キサにそう答えたのに、何故かそれを聞いたカナデとアカネが飛び跳ねながら大喜びしていた。
「……どうしたのあの二人」
「あっちゃん実は、去年の作品は二人の合作なのよ」
「ええ――っ?!」
嘘でしょう?! あんまり目立ってない二人が!?
「「それは酷い!」」
おっと。口が滑った。



