この小説の続きを探しています。

慶太が首をかしげたとき、高校生の二人組が大きな声で会話しながら通り過ぎていった。

「行方不明になった女流作家のこと知ってる?」

「知ってる! 最近は子供向け書いてたけど、前は高校生をターゲットにした作品を書いてた人でしょう?」

「そう、その人! 私好きだったのに最近新刊出てなくてさぁ」
「え? 今日その人の新作見たよ?」
「え、どこで!?」

「市立図書館のね……」
女子高生たちの声はどんどん遠ざかり、そして聞こえなくなってしまった。
香が真っ青になって立ち尽くす。

『他の作品を書き始めさえしなければ戻ってくるだろ』

書くことに病的なまでに執着した女が、書き続けることができる世界から簡単に抜け出すことができるのか?

そんな疑問が浮かんできた。