雷鳴によってわれに返った香がスマホを構えなおして説明する。
そこに映し出されたマークはまさしく悪魔の2本のツノだった。
「きっと、先生もこれには気がついてなかったんだと思います。メモに残されたマークも、本に記されたマークも、天使の羽に近い形をしてますから」
西羽咲は自分が信仰しているものは天使だと思い込んでいたのかもしれない。
だけど実際は悪魔だった。
「マアク様。そっか、マアク様を入れ替えて読むと悪魔様になる--」
香がそう呟いた瞬間だった。
今まで遠くにいたはずの雨雲が頭上へと近づいてきていた。
途端に周囲が暗闇に包まれて大粒の雨が降り始める。
「え、ちょっと、やだ」
傘など持ってきていない香は突然の冷たい雨に声を上げた。
このあたりには雨宿りできるような場所もなく、あるのは忌々しい悪魔んも祠だけだ。
雨は一気に強さをまして、地面を叩きつける粒は大きく激しくなる。
頬に当たる雨は冷たくて、そして凶暴だった。
そこに映し出されたマークはまさしく悪魔の2本のツノだった。
「きっと、先生もこれには気がついてなかったんだと思います。メモに残されたマークも、本に記されたマークも、天使の羽に近い形をしてますから」
西羽咲は自分が信仰しているものは天使だと思い込んでいたのかもしれない。
だけど実際は悪魔だった。
「マアク様。そっか、マアク様を入れ替えて読むと悪魔様になる--」
香がそう呟いた瞬間だった。
今まで遠くにいたはずの雨雲が頭上へと近づいてきていた。
途端に周囲が暗闇に包まれて大粒の雨が降り始める。
「え、ちょっと、やだ」
傘など持ってきていない香は突然の冷たい雨に声を上げた。
このあたりには雨宿りできるような場所もなく、あるのは忌々しい悪魔んも祠だけだ。
雨は一気に強さをまして、地面を叩きつける粒は大きく激しくなる。
頬に当たる雨は冷たくて、そして凶暴だった。



