近くに西羽咲がいた形跡がないか調べてみても、西羽咲がいなくなったのは半年も前のことだ。
周囲に足跡があるわけでもなく、殺風景な景色が広がるばかりだ。
香は大きくため息を吐き出した。
ここまで来たもののどうすればいいのかわからず、頭を抱えたくなってきた。
「で、でも。慶太の物語に書き加えられた祠はきっとここで、物語の中に出てくるってことは、やっぱりなにか関係あるはずだし……」
途中までスマホへ向けて言っていた言葉がだんだん尻すぼみになっていく。
だんだんと自信がなくなってきた、そのときだった。
祠の後ろの周り込んだ香の目に見覚えるあるマークが飛び込んできた。
祠を支えている土台部分に天使の羽のようなマークがある。
香はすぐに『永遠の本』を取り出して裏表紙を確認した。
そこには同じ羽根のマークが刻印されている。
普通のスタンプをつかわずにシーリングスタンプを使用したのは、マークがかすれてしまわないようにだろう。
それくらい、西羽咲はこのマークにこだわっていたことになる。
周囲に足跡があるわけでもなく、殺風景な景色が広がるばかりだ。
香は大きくため息を吐き出した。
ここまで来たもののどうすればいいのかわからず、頭を抱えたくなってきた。
「で、でも。慶太の物語に書き加えられた祠はきっとここで、物語の中に出てくるってことは、やっぱりなにか関係あるはずだし……」
途中までスマホへ向けて言っていた言葉がだんだん尻すぼみになっていく。
だんだんと自信がなくなってきた、そのときだった。
祠の後ろの周り込んだ香の目に見覚えるあるマークが飛び込んできた。
祠を支えている土台部分に天使の羽のようなマークがある。
香はすぐに『永遠の本』を取り出して裏表紙を確認した。
そこには同じ羽根のマークが刻印されている。
普通のスタンプをつかわずにシーリングスタンプを使用したのは、マークがかすれてしまわないようにだろう。
それくらい、西羽咲はこのマークにこだわっていたことになる。



