この小説の続きを探しています。

住宅街を抜けて周囲には田んぼと山が広がっている。
相変わらず道幅は狭くてさっきから誰ともすれ違わない。

「あ、あれ?」
グルリと周りを見回したとき、山の麓に木製の小さな屋根を発見した。

そちらへ向けてかけていくとブロックを積み上げられた上に、格子状の扉が湿られた祠が建っていた。

ここに作られて随分年月が経過しているようで、祠の屋根の一部に穴があいている。

それでも西羽咲のように信仰する人はいるようで、祠の前には日本酒の瓶が置かれていた。

西羽咲も日記の中でお酒を持っていくと書いていたから、ここがマアク様で間違いないのだろう。

「祠の中になにが祀られているのか、ちょっとかわらないな」
扉の中にカメラを向けるけれど真っ暗で画面上にはなにも映らなかった。

香の肉眼でも、なにも見えない。

特に変わった様子は見られないし、どこにでもある古びた祠だ。