この小説の続きを探しています。

「ここ1年って……」
気がついたことがあって香が呟く。

男性も香がなにを言いたいのか理解したようで「そうだよ。たぶん、花月がマアク様に信仰するようになってからだと思う」と苦しげに答えた。

もしマアク様のせいで人形が黒ずんできたというなら、それはあまりいい神様ではないのかもしれない。

男性も、もっと速くにマアク様について知っていれば西羽咲を失うことはなかったかもしれない。

「ありがとうございます。慶太、行ってくるね」
「あぁ。なにかあったらすぐに連絡くれよ?」

「わかってる」
香は人形と『永遠の本』を手に、ひとりで家を出たのだった。