恋は淡く、そして甘く






————はっ!





目覚めると、そこは暖かいベッドの上だった。

ゴホッゴホッ

咳が出て、すぐに風邪だとわかった。




今思うと、体も重く、だるい。


けど、保健室じゃない…?



「起きた?」



「きゃっ!」



突然頭の上に律くんの顔が現れた。


び、びっくりした……



「ここは………」



見慣れた風景が、目に映る。

すぐ横の大きな窓から、光が差し込む。



「家だよ」



「早退しちゃったのか……」