恋は淡く、そして甘く

とは言っても、親の会社の取引のため。

いわゆる、『契約結婚』。


流石にこの年から恋愛結婚の約束はしない。




律くんの家は一流企業で、息子の婚約者を探している、という要望をお父さんが聞き、まあ色々あって婚約者となった。



律くんのお父さんは私を気に入ってくれたらしく、同じクラス、ということもあって、まだ高校生なのに、わざわざ同居できるマンションの一室まで用意してくれた。




それに加えて、婚約するなら、と、2カラットもあるダイヤモンドの指輪を買ってくれた。

キラキラで美しくて、私はこっそりつけている。


その気持ちを理解してくれたのか、律くんのお父さんは学園に許可を申し出てくれた。