恋は淡く、そして甘く

「彼女、か……」



ぼそっとそう言って、呆れたような、諦めたかのような、乾いた笑みを浮かべた。





私が嫌われる原因の一つ。

それが、〝学校一のモテ男子と付き合っている〟ということ。




名前は、茜城律。

頭脳も顔もいいから、学校では『ダブルトッププリンス』なんか呼ばれている。

そんなモテモテ男子の彼女になって、今に至る。





けれど、彼は極度の女嫌い。

そんな彼と、なんで付き合っているかって?



それは、私と律くんが、『婚約者』だから。