恋は淡く、そして甘く












莉奈は、親友だった。


小学生の頃はずっと同じクラスで、クラスに馴染めない私にも、手を差し伸べてくれた。



『私、莉奈!仲良くしようね!』



声をかけてくれたのは、莉奈からだった。



中学のある日、私は私が好きだった人と莉奈が付き合うことになったということを聞いた。

莉奈には好きな人を話してなかった。



相手の子から告白されて、OKをしたらしかった。

給食を食べながら聞かされて、逃げたくなった。


顔がひきつっているのが自分でもわかって、泣きたくなった。



失恋して悲しかったんじゃない。

莉奈と、この関係が切れることが怖かった。



その出来事から始まり、私はだんだん感じて行った。




────莉奈との距離を。




そしてやっとわかった。


私は、たまたま同じクラスになって、たまたま声をかけただけの、ただの1人のクラスメートだったんだなって。


もしかしたら、莉奈のアクセサリーの1つだったのかなって。