恋は淡く、そして甘く




「ルナ、帰ったよ」



ガチャリと響く開閉音で目が覚めた。



「寝てたの?ゼリー、買ってきたよ」



「あ、ありがとう⋯⋯」



恥ずかしくて顔が見れないっ!


好きかもなんて考えたら意識しちゃってまともに顔も見れないだなんて⋯⋯⋯


布団からちょっと顔を出すと、律くんは首を傾げてこっちを見ていた。

じっと見たあと、買い物袋をバサッと落として走ってきた。


な、何?!



「どうし「顔、さっきより赤くなってない?!大丈夫?!」



律くんの冷たい手が、おでこにあたる。


ひゃっ!



「やっぱ体温上がってる気が⋯⋯」



「大丈夫!ちょ、ちょっと散歩してくる!」



ふらふらと覚束無い歩き方で玄関まで向かう。


莉奈、ごめんね⋯⋯

私は心の中で呟いた。