~芽衣~
忘れられない日はいつだって天気の悪い日だった――
*
今日も、いつもと同じ朝。
「おはよう」
朝の挨拶も
「いただきます」
朝ごはんも
「早く準備しなさいよ」
「わかってるよ」
身支度も
「いってきます」
そして、一人でまっすぐ向かう学校も。
何もかもがいつもと同じ。
観里のいない朝。
あたしの毎日には、観里がいない。
岡崎 芽衣 15歳。
恋人の瀬川観里を4か月前に事故で亡くしてから、あたしの毎日は色を失った。
観里はあたしのすべてだった。
小さいときからご近所で一緒に育った観里。
気が付いたらお互い両想いで、小学生のときからずっと一緒。
正式に付き合ったのは…中学1年生のときかな?
それまでなんとなくお互いの気持ちを分かったつもりではいたけど、観里が突然「俺と付き合って」って言ってくれて。
すごく嬉しかった。
あたしより2つ上の観里は誰よりも輝いて見えて。
そんな観里がこの世界で誰よりも好きだった。
どうしてあたしのことを置いて行ってしまったの?
あたしの毎日には色がない。
忘れられない日はいつだって天気の悪い日だった――
*
今日も、いつもと同じ朝。
「おはよう」
朝の挨拶も
「いただきます」
朝ごはんも
「早く準備しなさいよ」
「わかってるよ」
身支度も
「いってきます」
そして、一人でまっすぐ向かう学校も。
何もかもがいつもと同じ。
観里のいない朝。
あたしの毎日には、観里がいない。
岡崎 芽衣 15歳。
恋人の瀬川観里を4か月前に事故で亡くしてから、あたしの毎日は色を失った。
観里はあたしのすべてだった。
小さいときからご近所で一緒に育った観里。
気が付いたらお互い両想いで、小学生のときからずっと一緒。
正式に付き合ったのは…中学1年生のときかな?
それまでなんとなくお互いの気持ちを分かったつもりではいたけど、観里が突然「俺と付き合って」って言ってくれて。
すごく嬉しかった。
あたしより2つ上の観里は誰よりも輝いて見えて。
そんな観里がこの世界で誰よりも好きだった。
どうしてあたしのことを置いて行ってしまったの?
あたしの毎日には色がない。



