そばにいるって、君が忘れないように

冗談で言ったつもりだったのに、軽く受け止められてしまった。
 
がくり。

 
しばらく経つと、ほとんどの人が眠っていることに気がついた。

食べたあとにすぐ寝るって子どもかなと思った。

よくもまあ、ファミレスで爆睡できるわ。

なんか疲れることでもしたのかな。


すると、起きていた隣の優弥先輩が体をこちらに向けた。

そして、ぐっと顔を近づけてくる。


「ねえ! 僕ちゃん、当たったでしょ?」
 

なにやら嬉しそうな顔である。


「え、なにが?」と聞き返す。
 

「えー、忘れたの? ひどいな。ほら、《《治》》《《る》》ってこと!」

 
あの日屋上で優弥先輩が言っていたことを思い出した。