【校門】
「真瑠璃、おめでとう!第一志望合格したな!」
「隆也こそ、第一志望合格、本当におめでとう!これで、夢にまた一歩近付いたね。」
「ありがとう!」
「隆也……。」
「ん?どうした?」
「私、ずっと考えていたんだ。」
「何を?」
「隆也って、私にとってどんな存在なんだろうって。」
「うん。」
「昔から、気づいたらそばにいる幼なじみなの。」
「……」
「ううん。幼なじみっていう言葉では片付けられない、もっと特別な存在。」
「……」
「私にとって隆也は、何も考えずに心の中の嬉しいことも悲しいことも話せる存在。」
「……。」
「もしも隆也が私の目の前からいなくなっちゃったら?周ちゃんみたく、海外へ行ってしまったら。考えただけで胸がはち切れそうで。居ても立っても居られない気持ちでいっぱいになって。」
「……。」
「私は、ずっと隆也のそばに居たい。絶対に、絶対に離れたくないって思ったの。」
「……。」
「これ、受け取ってくれる?」
「真瑠璃…。」
今日はホワイトデー。本当は、バレンタインデーのチョコレートをもらった男性が女性にお返しをする日。
今まで沢山の優しさをくれた隆也に、私は応えたかった。
不格好だけど、一生懸命作ったチョコレートで。
「俺、ずっとこの日が来ることを夢見ていたんだ…。」
「隆也…。」
隆也⁉︎泣いてる⁉︎私の胸はギューッと締め付けられる。
隆也のことを、こんなにも待たせていたなんて。
小学一年生の私…
バレンタインの約束だなんて、すごいお土産を未来に残してくれた。
「ありがとう。俺、真瑠璃のことが、昔からずっと、ずっと好きだよ。」
神様がいるとしたのなら、私はきっとこう言うだろう。
私に、沢山の素敵な人との出会いを与えてくれて、心からありがとうございました。
「真瑠璃、おめでとう!第一志望合格したな!」
「隆也こそ、第一志望合格、本当におめでとう!これで、夢にまた一歩近付いたね。」
「ありがとう!」
「隆也……。」
「ん?どうした?」
「私、ずっと考えていたんだ。」
「何を?」
「隆也って、私にとってどんな存在なんだろうって。」
「うん。」
「昔から、気づいたらそばにいる幼なじみなの。」
「……」
「ううん。幼なじみっていう言葉では片付けられない、もっと特別な存在。」
「……」
「私にとって隆也は、何も考えずに心の中の嬉しいことも悲しいことも話せる存在。」
「……。」
「もしも隆也が私の目の前からいなくなっちゃったら?周ちゃんみたく、海外へ行ってしまったら。考えただけで胸がはち切れそうで。居ても立っても居られない気持ちでいっぱいになって。」
「……。」
「私は、ずっと隆也のそばに居たい。絶対に、絶対に離れたくないって思ったの。」
「……。」
「これ、受け取ってくれる?」
「真瑠璃…。」
今日はホワイトデー。本当は、バレンタインデーのチョコレートをもらった男性が女性にお返しをする日。
今まで沢山の優しさをくれた隆也に、私は応えたかった。
不格好だけど、一生懸命作ったチョコレートで。
「俺、ずっとこの日が来ることを夢見ていたんだ…。」
「隆也…。」
隆也⁉︎泣いてる⁉︎私の胸はギューッと締め付けられる。
隆也のことを、こんなにも待たせていたなんて。
小学一年生の私…
バレンタインの約束だなんて、すごいお土産を未来に残してくれた。
「ありがとう。俺、真瑠璃のことが、昔からずっと、ずっと好きだよ。」
神様がいるとしたのなら、私はきっとこう言うだろう。
私に、沢山の素敵な人との出会いを与えてくれて、心からありがとうございました。


