「うまくいくかもしれないじゃん。男女の付き合い方なんて、ひとつだけとは限らないんだしさ。恋愛感情かわからないっていうなら、友達として付き合うって方法もあるし」
思いもしない案を提示され、わたしは面食らった。
なんてこった、これから三牧くんと愛ではなく、友情を育むという方法もあるのか。
「……友達、友達か……。あれ、でも高校生以上で男女の友達ってありなの……?」
「さぁ。それはなんとも言えない」
「いやいや、ちょっと!? 友達で試すような真似しないでよ」
「少なくとも三牧くんは女の子で遊ぶ男には見えないし。大丈夫だって。たぶん」
「たぶんって言った! さては責任逃れしようとしてますな!」
「あはは。まあまあ」
小奈都ちゃんとの恋愛相談は予鈴とともに終了を告げた。
◇◇◇
告白をするのか、しないのか。
あれから悶々と考え続けても答えは出ず、昨日は日付が変わってもなかなか寝付けなかった。おかげでバスの座席に座って発車後、わたしはすぐに夢の世界に旅立った。
思いもしない案を提示され、わたしは面食らった。
なんてこった、これから三牧くんと愛ではなく、友情を育むという方法もあるのか。
「……友達、友達か……。あれ、でも高校生以上で男女の友達ってありなの……?」
「さぁ。それはなんとも言えない」
「いやいや、ちょっと!? 友達で試すような真似しないでよ」
「少なくとも三牧くんは女の子で遊ぶ男には見えないし。大丈夫だって。たぶん」
「たぶんって言った! さては責任逃れしようとしてますな!」
「あはは。まあまあ」
小奈都ちゃんとの恋愛相談は予鈴とともに終了を告げた。
◇◇◇
告白をするのか、しないのか。
あれから悶々と考え続けても答えは出ず、昨日は日付が変わってもなかなか寝付けなかった。おかげでバスの座席に座って発車後、わたしはすぐに夢の世界に旅立った。



