眠り王子と夢中の恋。






「……」




目覚めるといつもと同じ光景だった。

なのに記憶ははっきりしていて、なんだか不思議な感じがする。

自分の姿を見ると、寝巻きだった。
……?夢の世界では制服だったような。

とりあえず、顔を洗い髪をとかして制服に着替えて一階に降りる。

すると。



「美夜!おはよう」

「……!」



兄の隣で母が笑っていた。

いつもはこの時間には仕事に行っているのだが、どうしたのだろう?