眠り王子と夢中の恋。




「あ、鈴崎さん」



放課後、朝霧くんに呼び止められた。



「朝霧くん!どうしましたか?」

「いや……日曜、楽しみだねって」

「!はい、至らぬところは多々ありますが……よろしくお願いします」

「ははっ、めちゃめちゃ固いじゃん。気楽でいいよ全然。楽しんでほしいしね」
 


思わず吹き出してる朝霧くん。
私もほっと和む。



「じゃあまた明後日!」



朝霧くんは、最後私の頭をクシャッとなでたあと、部活があるのか体育館に走って行った。

朝霧くんは男子バレー部だったような、じゃなくて。



「……!」



今、手、頭に……!

でもなんかすごい安心感だった。

初めて遊ぶ友達が朝霧くんで、本当に良かったなと思った。