今回のオリエンテーションでもっと和佳や棗のことも知れたらいいけど…。
「…あれ?」
靴紐を結び終わり顔を上げると、三人の姿が見当たらなくなっていた。
すぐ結び終われば大丈夫だろうと声をかけなかったけど、この一瞬ではぐれてしまったようだ。
「…どうしよう」
慌てて走りながら先に進んでみるけど、行き止まりとなり道が左右に分かれていた。
ありがたくも「頂上はこちら」と書かれた看板が立っており、矢印の方向に進む。
だけど、進んでも進んでも三人と合流することはない。
持っていたスマホで連絡しようとするものの、圏外となっていて使い物にならない。
ちゃんと矢印の方に歩いてきたのにどうして一向に頂上につかないんだろう…。
–––ガサっ。
「…っ!?」
ふと、草が擦れる音に驚いて思わずその場に転んでしまう。
どのくらい歩いたのか足場の悪い奥の方まで入ってきてしまったようで、今にも何かが飛び出してきそうな不気味さがある。
「…あれ?」
靴紐を結び終わり顔を上げると、三人の姿が見当たらなくなっていた。
すぐ結び終われば大丈夫だろうと声をかけなかったけど、この一瞬ではぐれてしまったようだ。
「…どうしよう」
慌てて走りながら先に進んでみるけど、行き止まりとなり道が左右に分かれていた。
ありがたくも「頂上はこちら」と書かれた看板が立っており、矢印の方向に進む。
だけど、進んでも進んでも三人と合流することはない。
持っていたスマホで連絡しようとするものの、圏外となっていて使い物にならない。
ちゃんと矢印の方に歩いてきたのにどうして一向に頂上につかないんだろう…。
–––ガサっ。
「…っ!?」
ふと、草が擦れる音に驚いて思わずその場に転んでしまう。
どのくらい歩いたのか足場の悪い奥の方まで入ってきてしまったようで、今にも何かが飛び出してきそうな不気味さがある。

