イマドキ♡

っぺらい嘘の笑みなのは丸見え。

女子たちはしばらくしどろもどろに説明していたがやがて諦めて教室を出ていった。

「ああ、庇うことができてよかった。」

佑都さんは、安堵したようにはぁっと息を吐いて言った。

「え?」

思わず声が零れる。

「スタンバっといて良かった。蜜華が多分、女子たちに責められるだろうなあって帰らないで待ってたんだ」

何気ないふうに言ってるけど、多分水瞬の人、佑都さんしか残ってないよ!?

「待っていたって・・・・・どこで?」

「うん?ヒミツ・・・・」

「でも、待っていたって、先生に見つかったらただで済まないと思うよ?なのに待ってたの?」

私が首を傾げて質問すると、佑都さんはニコっと笑って言った。

「大事な人がいじめられてるときに、助けられない。それは、とっても口惜しいでしょう?」