私が混乱の渦中にはまりこんでいるその時、ちょうど佑都さんが帰ってきた。



「あ、風華さん、こんにちは」

「ええ、こんにちは」

風華姉様はいつも通りの華やかな笑みを浮かべた。


「あれ?蜜華は?・・・あ、いた。そんなところで何してるの?」



私は、まだソファから動けずにいた。


「・・・・・・」


「風華さん、どうかしたんですか?」


「ん?なんかちょっとね・・・・嫌なことがあったらしくって・・・・」


さすが風華姉様・・・!言わないで下さるのね!

っと、安心していると、風華姉様はさらに喋ってる。


「どうやら、やきも「ストップ!!何でもない!佑都さん、何でもないってば!」

さすがに言われたらマズイ・・・・


佑都さんはきょとん、と首を傾げた。


「え?」

「だから、何でもないってば!」

私は必死でごまかす。

バレたらなに言われるか、わかったものではない!