何で・・・・?

私の体に何故か、冷や汗が滲んだ。

確かに、七瀬ちゃんは佑都さんに紹介したけど・・・・

だけど、何で2人が・・・?

だって、七瀬ちゃん、用事があるって言っていたはず・・・・・・・・・
あ、もうこんな時間だし終わったのかな。

そ、そんなの、たまたま一緒になったからに決まってるじゃん・・・・

自分でツッコミを入れつつ、視線を佑都さんと七瀬ちゃんの方へ移す。


笑い合う姿を見て、何故か泣きそうになった。





こんな、自分でも意味不明な気持ちを解消できるわけもなく、私は家に着いて早々、
制服のままソファに飛び込んだ。

クッションに顔をうずめる。

なんでもやもやしてるかもわからないし、なんか嫌な感情だな・・・・

なぁんて、感情を持て余していたら、ガチャリ、とドアの開閉音がした。