次の日の学校。

俺は、自分の席に着いた途端、先に教室へ着いていた、ミナトに愚痴をこぼした。



「蜜華って俺のこと呼び捨てするの嫌なのかなあ?もしかして馴れ馴れしいとか思われてる・・・?」

「いやあ、それはないでしょ。慣れないだけだと思うよ。」



ミナトがニカっと笑みを浮かべる。

「だけど・・・・」

「大丈夫だって。ていうか、お前気にしすぎ。そんなになってるお前初めて見たかも。やっぱ、恋ってすごいねぇ」

「それにしても、今日、ラッキーだったんだよね!花梨ちゃんに会えたんだ〜〜」


ミナトは、睦田さんが好きってみんなに言いふらしてる。
だから、ミナトの好きな人はこの学年中に知れ渡ってるんだ。

ミナトは特に気にしてなさそう。
友達に喋ったら言いふらされたらしいんだけど、最初こそ落ち込んでたものの、なんか開き直ったて言うか、何て言うか・・・

ミナトは切り替え早いもんなって感じ。