「佑都さん、待たせてしまってごめんね。」

「ううん、大丈夫。そんで体調は?大丈夫?」

「うん、よくなりましたけど、しばらくは安静にしといたほうがいいかもねって言われました。」

「そうなんだ。てか、制服変えた?」

今日、出た時は長袖にタイツだった気がするんだけど、今は、半袖の夏服の制服に、白いニーハイソックスを履いてる。

「はい、暑すぎたから保健室で着替えたんです。あ、そうだ、紹介するね。」

そう言って、蜜華は、隣にいたお団子の女子を一歩前に出した。

「この子は、私の友達の星七瀬ちゃん!覚えといてください!」

「へぇ、星さん、よろしくね。」

にっこり、得意の愛想笑いを浮かべると、星さんはしばらくぽーっと俺をみつめてから、
慌てて、と言う感じでにっこり笑った。

「よろしくお願いします。」

人懐こい笑みを浮かべ、星さんは笑った。