「え〜、この式を公式に当てはめると・・・・」
二時間目。
数学の先生がのぶとい声で喋りながら黒板に数式を書いている最中。
やばい。まじで体調悪いかも・・・・
思えば最近、ちょっとだるかったんだよね。寝不足かなって思ってたんだけど・・・・
「じゃあ、この答えは、野々さん、お願いできるか?」
「は、はい・・・」
椅子から立つと同時に、ぐらりと目眩がした。
なんとか答えを告げ、席に座る。
どうしよう・・・・?かなたちに言う?このままじゃ倒れちゃいそうな気がするし・・・
悶々と考えた末、意を決してかなたちに言うことにした。
言おうかと、授業と授業の間、立ち上がる前に、かなたちが寄ってきて、そして、ギョッとしたように目を見開いた。
「すっごい、顔色悪いけど大丈夫!?水とか飲んでる!?」
カバンに手を突っ込むも、水筒を持っていないことに気づいた。
今日、慌てて出ちゃったもんな・・・・
「保健室行く?」かなが心配そうに聞いてきた。
私が口を開こうとしたら、被せるように心が言った。
「行く行かないとかじゃなくて、行こう?送ったげる」
二時間目。
数学の先生がのぶとい声で喋りながら黒板に数式を書いている最中。
やばい。まじで体調悪いかも・・・・
思えば最近、ちょっとだるかったんだよね。寝不足かなって思ってたんだけど・・・・
「じゃあ、この答えは、野々さん、お願いできるか?」
「は、はい・・・」
椅子から立つと同時に、ぐらりと目眩がした。
なんとか答えを告げ、席に座る。
どうしよう・・・・?かなたちに言う?このままじゃ倒れちゃいそうな気がするし・・・
悶々と考えた末、意を決してかなたちに言うことにした。
言おうかと、授業と授業の間、立ち上がる前に、かなたちが寄ってきて、そして、ギョッとしたように目を見開いた。
「すっごい、顔色悪いけど大丈夫!?水とか飲んでる!?」
カバンに手を突っ込むも、水筒を持っていないことに気づいた。
今日、慌てて出ちゃったもんな・・・・
「保健室行く?」かなが心配そうに聞いてきた。
私が口を開こうとしたら、被せるように心が言った。
「行く行かないとかじゃなくて、行こう?送ったげる」

