のんびり答えてる佑都さんを見て、ふいに思い出す。

「そういえば、聞きました。佑都さん、最近女子に冷たいらしいですね。蘭乃で話題になってますよ。・・・・どうしたんですか?」

「ああ・・・だって・・・・・・・」

ゴニョゴニョ口を動かしてから、決心したように佑都さんは口を開いた。

「蜜華以外の女の子に優しくするとか、無理だし。」

・・・・・え??

思わず耳を疑う。
だって、それは私のことが好きってことでしょう?

いきなり、心臓がバクバクと暴れ出し始めた。

私があわあわ、戸惑っていると、佑都さんはくすり、と笑みをこぼした。

「わあ、照れちゃってる・・・・可愛い」

はい〜〜〜〜〜〜!?

え、待って、佑都さんどうしたんだろ。
もしかして変なもの食べた?!

朝ごはんには何入れたっけ・・・・

なんて、若干(?)現実逃避に突入しそうになった。

「ど、どういうことですか・・・?」

「え?そんままの意味だよ。だから、蜜華が可愛く見えちゃって、他の女の子に優しくするのが無理になったってわけ」